2022.03.15 (Tue)
テルアビブ・オン・ファイア

テルアビブ・オン・ファイア
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テルアビブは、イスラエルの人口第2位の都市。
だから、このタイトルからは、重いテーマの映画なのかなと想像してしまう。
もちろん、複雑なパレスチナ情勢と無関係な映画ではないが、ユーモアたっぷりの映画だ。
2018年のルクセンブルク・フランス・イスラエル・ベルギーのコメディ映画。
『 テルアビブ・オン・ファイア 』
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エルサレムに住むパレスチナ人青年のサラームは、 パレスチナの人気ドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の制作現場で言語指導として働いているが、撮影所に通うため、毎日面倒な検問所を通らなくてはならない。
ある日、サラームは検問所のイスラエル軍司令官アッシに呼び止められ、咄嗟にドラマの脚本家だと嘘をついてしまう。
アッシはドラマの熱烈なファンである妻に自慢するため、毎日サラームを呼び止め、脚本に強引にアイデアを出し始める。困りながらも、アッシのアイデアが採用されたことで、偶然にも脚本家に出世することになったサラーム。
しかし、ドラマが終盤に近付くと、結末の脚本をめぐって、アッシ(イスラエル)と制作陣(パレスチナ)の間で板挟みになったサラームは窮地に立たされる。
果たして、彼が最後に振り絞った“笑撃”のエンディングとは!?
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簡単にいうと、テレビドラマの脚本に無関係の人物が関わるって話。
この設定を、パレスチナに落とし込むというのが面白い。
主人公のサラームは、毎日、検問所を通らねばならない。
こういうことは、私たちの日常からは遠い。
どうして、こういう状況なの?
私は、イスラエルとパレスチナ人の関係をほとんどわかっていないと知った。
意義のあるコメディ映画だと思う。
97分。
この映画の中で、「フムス」という食べ物が何度も登場する。
イスラエル軍司令官アッシが、おいしそうに食べている。
これは、「ゆでたヒヨコマメに、ニンニク、練り胡麻、オリーブオイル、レモン汁などを加えてすりつぶし、塩で調味したペースト状の料理(Wikipedia)」。
私は、一度も食べたことがない。

フムス(Wikipedia)
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