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2017.03.12 (Sun)

轍鮒の急


   ※荘子(Wikipedia)


 久しぶりの故事成語シリーズ。
 今回は「轍鮒の急」。これは、「てっぷのきゅう」と読む。

 そういう故事成語があるのは知っていたが、意味を知らない。
 これまで調べたこともなかった。

 「轍」は「わだち」、車輪が通った跡だな。
 「鮒」は、魚の「フナ」。
 「急」はなんだろう? そのまま「急ぐ」ってこと?

 調べてみたら、意味がわかりました。
 荘子(BC369頃~BC286頃)のエピソードのようです。

【 続きです! 】


 荘子は食べ物に困って、その地域を治めている友人の監河候に穀物を貸してくれとお願いに言ったのです。
 すると監河候は、「数日経てば税金が入るから、そのときにはお金を貸そう」と答えます。

 これを聞いて、荘子は怒って次のような話をしました。
 ここに来る途中で、轍にできた水たまりに鮒(フナ)がいた。その鮒が「このままだと水が亡くなって、私は死んでしまう。すこしでいいから水をください」と私に助けを求めてきた。

 私は、「これから遊説に行くので、そこの国の王にお願いして、水をたくさん持ってきてもらうよ」と言った。

 鮒は言った。
「私は今すぐ水が必要なのだ、そんな悠長なことでは困る。水を待っている間に
、干物になってしまう。遊説から帰ったら、私を干物屋で探すとよい」

――とまあ、これが「轍鮒の急」のエピソードです。
 つまり、「轍鮒の急」とは、「さし迫った危険・困窮」のことです(広辞苑)。

 で、その後、荘子はどうしたんだろう?
 「轍鮒の急」だから、別のところに無心にいったのかな?

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タグ : 危険 荘子 てっぷのきゅう 轍鮒の急 故事成語

00:10  |  言葉  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)

Comment

Hyaruさんへ

こんにちは。

そうなんですよね。
私もこの故事を知ったとき、それって「逆ギレ」じゃんと思いました。

星田直彦 |  2017.03.13(月) 14:55 | URL |  【編集】

困窮が差し迫ってるのはわかるのですが、そこに至るまでに何か手が打てなかったのか、そこで平身低頭ならともかく相手に怒るのは今の日本では「逆ギレ」というやつで、あまりよろしくないような(笑)。

なぜ、鮒が道路の轍なんかにいたのか? もしかして「鮒」は中国語ではドジョウか何か別の魚を指すのかも?と調べましたが、そんな事はなくまんまフナの意でした。桶かなにかで運ばれている途中、飛び出したのでしょうか。
Hyaru |  2017.03.13(月) 10:19 | URL |  【編集】

アンギラスさんへ

こんばんは。

私は「轍」から、「轍に貯まった水」を想像できなくて、
意味が想像できませんでした。

私は、鮒のエピソードは荘子の作り話だと思っています。
そもそも、鮒が話しかけてくるわけないですから。

あ、でも、もしかしたら、轍に鮒はいたのかもしれないな。
星田直彦 |  2017.03.12(日) 19:53 | URL |  【編集】

想像はつきます

轍に溜まった水=水たまりにいる鮒なら、すぐにでも干上がってしまう。
差し迫った切迫した事態に直面してる・・・

でも、そもそも何故沼や川にいる鮒が路上の轍に取り残されたのか?洪水で流されたのかな?
それに、そこは所詮は轍、少々の間に合わせの水を入れたところで、数時間は何とかなるだろうが、じきに干上がる。元いた沼に戻してあげないと根本的に危機は回避できない。
ソレが気になります。
アンギラス |  2017.03.12(日) 07:22 | URL |  【編集】

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