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2014.04.26 (Sat)

『 算額問題の教材化 和算 』



 平野先生は京都女子大の大先生。
 私なんぞはお話できるような立場ではないのですが、とあることからお近づきになることができました。

 大変楽しい先生です。
 和算の話になるととても盛り上がります。

 その平野先生が、このたび、和算を題材にした本を出されました。
 江戸時代の算額に書かれた問題を小学生、中学生向けにアレンジできないかという試みです。

    『 算額問題の教材化 和算―安井金比羅宮奉納算額「算題四季詠」から 』
    平野 年光

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 京都・東山の神社・仏閣に奉納された算題を小・中学生用の問題にアレンジ。
 また、和算問題教材化に向けた手順を明らかにしながら、教材化した和算問題指導への示唆を提供。
 子どもたちと体験する“江戸人”の和算!
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 京都の安井金比羅宮、私は何年か前に行ったことがあります。
 ここでは、毎月、毎月、その季節に合わせた問題を1問ずつ出していた時期があったようです。
 それが、「算題四季詠」。しゃれてますよね。

   安井金比羅宮  ホームページ
   http://www.yasui-konpiragu.or.jp/

 この本では、「算題四季詠」の12問が紹介されています。
 そのままでは、小・中学生にはむずかしすぎるものについては、原題の雰囲気を損なわないままアレンジが施されています。

 今回の本では、すこしだけお手伝いさせていただきました。
 表紙はちょっと固そうですが、いや~、面白かった!

 何しろ江戸時代の算額です。
 消えかかっていますし、漢文で書かれていますから、問題を正しく読めているのかどうかが定かではない。

「多分、こういう問題なのだろう」と解いてみて、算額に書かれた答えと同じになれば、「やはり、そういうことだったのか」と納得できます。

 しかし、「多分、こういう問題なのだろう」と解いてみて、算額に書かれた答えにならないことがある。
 こちらが間違っているのか、算額に書かれた答えが間違っているのか?

 もう一つの選択肢があります。
 「問題の解釈」を間違えている可能性があるのです。
 算額に書かれた問題は、懇切丁寧に書かれているわけではないから、読む側が補って読む必要があります。
 その「補い方」が間違っていると、答えが違ってくるのです。

 では、どのように解釈すればいいのか?
 それを平野先生と一緒に考えるのが、とても楽しかった!

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タグ : 平野年光 算題四季詠 安井金比羅宮 和算 算額問題の教材化 京都 算額

06:10  |  本の紹介  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)

Comment

きくちゃんへ

こんばんは。

お読みいただき、ありがとうございます。
著者の先生も喜ばれると思います。

算額の問題を解くのは、昔の問題を解くだけだろう――私もそんなふうに思っていました。

でも、当時の文化や価値観、考え方までもすこしずつですが見えてきます。
数学を楽しんでいる姿が見えてきます。
星田直彦 |  2014.05.23(金) 00:30 | URL |  【編集】

読みました。

件の「和算」の本、読み終えました。

これまで、「算額」については、字が読めさえすれば、
問題としての難易はあるとしても、
それほど困難ではないようにイメージしていました。

そんな認識は大間違いであり、
星田さんが書かれている「困難」がよくわかりました。


「とても楽しかった!」という星田さんの感想はとっても理解できます。
私には無理だけど、うらやましく思います。
きくちゃん |  2014.05.22(木) 12:38 | URL |  【編集】

きくちゃんへ

こんにちは。

注文してくださったのですか!
平野先生も喜ばれると思います。

安井金比羅宮にも行かれたのですね。
私も行ったことがあるのですが、算額は見たことがありません。
特別に保管されているのかもしれません。

星田直彦 |  2014.05.01(木) 13:32 | URL |  【編集】

興味津々

「和算」の本、注文しました。
5月2日に届く予定です。

最近、有名私立中学の入試問題(算数)に挑戦しているので、
(とっても、てこずっています。今の小学生はすごいです。)
引き続き、「和算」に挑戦してみます。

去年、安井金比羅宮に行っているのですが、算額には気がつきませんでした。
改修工事中だったので、目に付かなかったのかも知れません。

きくちゃん |  2014.04.30(水) 08:16 | URL |  【編集】

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