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2014.02.16 (Sun)

子猫


   ※バレンタインデーの朝、我が家の庭に積もった雪
    結局、この状況よりももっと積もった。

 バレンタインデーは、我が家の付近でも雪が積もった。

 こんな寒い日になると、思い出すことがある。
 何年前の話かな~? 4・5年前の冬。

 昼休み、中学3年生の男子が複数で、職員室に私を呼びに来た。
 ニヤニヤしていたので、「体育館の裏に来い」という類の呼び出しではないとすぐにわかった。

 「駐車場の赤い車、先生のやなぁ?」
 友達みたいに話しかけてくるのは、そのときはまあ許した。
 「そうや」
 「ちょっと来てください、ネコがいます」

 はあ? 意味が分からなかった。

 車に行ってみた。
 そこには、他の3年生男子も10人ほどいた。
 なんだなんだ?

 「先生! 先生の車にネコがいます!」
 たしかに、「ニャーニャー」と聞こえる。
 その声の質からして、子猫だ。

 「どこにいるんだ? 車の下か?」
 「車の下にはいません」
 「え? じゃあ、中? 一体どこから入ったんだ?」

 ドアを開けて、車の中を確かめる。
 いない。

 「先生、ボンネット開けたら?」
 「まさか!」
 「でも、もう、そこしか考えられない」

 確かにそうだ、「ニャーニャー」はそこから聞こえてきているような気もする。
 でも、ボンネットを開けたときに、えらいことになっている子猫を見たくない。

 どうする?

【 続きです! 】


 「寒かったから、ここに潜り込んだんだな。
  そうだ、エンジンをかけてみよう。
  驚いて出てくるかも!」
 「先生、そんなことをしたら、ネコが回転に巻き込まれるのでは?」
 「心配ない。エンジンをかけるだけだ。車を動かしはしない。
  しかも、この車はハイブリッドだ。
  始動時にはエンジンを使わずにモーターだけの力で動くんだ!」
 「ほぉ~!」

 ハイブリッドだというのは本当だが、ネコが回転に巻き込まれないという完璧な自信があったわけではない。でも、まあ、エンジンをかけてみた。

 出てこない。

 「先生、ボンネットを開けましょう!」
 「仕方ないな」

 開けてみた。
 生徒が一斉に、
 「お~~~~~~~~~~~~~っ!」
 「おった~~~~~~~~~~~っ!」
 「いた~~~~~~~~~~~~っ!」
 「すげ~~~~~~~~~~~~っ!」

 私は子猫を取り上げ、生徒の一人に渡した。

 「無事でよかったな」
 「先生の車があったかかったから、潜り込んだんですね」
 「そうやな、きっと。
  でも、ここには他の車のたくさんあるのに……、どうして?」
 「もしかしたら、先生の家から運んできたんとちがう?」
 「あり得る。それは充分にあり得る」
 「え~~~~~~~~!」
 「よく、無事だったな」
 「え~~! 先生、わからんかったん!?」

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タグ : ハイブリッド ボンネット ネコ 昼休み 職員室 バレンタインデー

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Comment

souuさんへ

こんばんは。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

そうですよね。
その後の子猫、気になりますよね。

生徒の中でどうする、どうすると相談になって、
誰かが持って帰ったと聞いています。

ネコもかわいいですが、
中学3年生もかわいいです。
中3の男子なんて、かなりごっついのですが、
でもやっぱりまだまだかわいいです。
星田直彦 |  2014.02.16(日) 20:50 | URL |  【編集】

無事で・・・

ネコちゃん無事で何よりでした。
で、
その後 如何なったのでしょう?
souu |  2014.02.16(日) 11:01 | URL |  【編集】

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