07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月  |HOME管理

2013.10.22 (Tue)

桂三枝 『宿題』から



 桂三枝(現在は、六代 桂文枝)の創作落語に『宿題』というのがある。
 お父さんが、息子の算数の宿題を手伝うというお話。

 実際にいくつか算数の文章題(たしか3問?)が登場するのだが、最初に登場したのはやはり「鶴亀算」だった。

 久しぶりに、問題として出題しましょう。

 では、問題です。
 正確には、このような「しゃべり」ではありませんが、問題設定に間違いはありません。

------------------------------------------------------------------
【問題】

 鶴と亀があわせて16匹、足の数の合計は44本でした。
 鶴と亀はそれぞれ何匹いるでしょうか?

------------------------------------------------------------------


 鶴を「~匹」で数えてしまうところにお怒りの方もいらっしゃるでしょうが、ここは許してください。

 私が見たビデオでは、三枝さんが演じる「お父さん」はとりあえず、「鶴8匹、亀8匹」ならどうなるかと考えています。

 いきなり方程式で解かずに、みなさんも挑戦してみてください。

【 続きです! 】


   鶴が8匹だと足の数は……2×8=16(本)
   亀が8匹だと足の数は……4×8=32(本)
   足の数の合計は、48本です。

 問題では足の数の合計は44本ですから、4本オーバーです。

 なぜオーバーしているかというと、実際よりも亀の数を多く予想したからです。
 だから、亀の数を減らして、その分だけ鶴の数を増やせばよい。

   鶴が9匹だと足の数は……2×9=18(本)
   亀が7匹だと足の数は……4×7=28(本)
   足の数の合計は、46本です。

 鶴亀の数を1増1減することで、全体の足の数は2本減りました。
 あともうすこしです。

   鶴が10匹だと足の数は……2×10=20(本)
   亀が6匹だと足の数は……4×6=24(本)
   足の数の合計は、44本です。


 はい、ゴールイン!

             答え. 鶴10匹、亀6匹
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 定番の方法は、鶴と亀のどちらかを0匹として足の数を求め、そこから考えます。
 これだとどんな鶴亀算でも対処できます。

 でも、とりあえず見当をつけて、そこから目的に近づいていくという方法も嫌いではありません。

 むしろ、アイデアが何も浮かばずにじ~っとしているより、とにかく動いた方が何か見えてくると思うのです。
 そういう戦略もあるはずです。

 ただし、最初に立てた予想があまりにも見当違いだと、すこし苦労します。
 でも、人生って、そうやって経験を積んでいくのですよね。

関連記事
スポンサーサイト


テーマ : 数学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

タグ : 方程式 鶴亀算 算数 宿題 創作落語 桂文枝 桂三枝

00:10  |  数学  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)

Comment

まいねさんへ

こんにちは。

なるほど、実際にそのような場面があるということですね。
「ない」と思い込んでいるから「ない」のだと思います。

実生活で、算数や数学の力を借りて問題を解決するという場面はあります。
ところが、たいてい算数の力で片付いてしまいます。

たまに、数学の力を借りると楽になることがありますが、そういう場合、実際に数学の力を使う方は少人数だと思います。

で、その少人数の方が、実際に数学の力を発揮した場合、反応は大きく2つに分かれます。

  スゲー
  そこまでしなくても……

後者の方が割合が高いと私は実感しています。どうして、後者のように思われてしまうのかなぁ~?
星田直彦 |  2013.10.22(火) 17:29 | URL |  【編集】

アンギラスさんへ

こんにちは。

鶴亀算の定番の解法は、全部亀だったら、鶴だったらと考えるものですが、中学校入試を控えた児童の中には、なぜだかわからないけど「こうすればとける」と解法を暗記しようとする児童がいます。
すさまじい暗記力だと思います。

あと2問もブログで紹介するつもりです。
星田直彦 |  2013.10.22(火) 17:22 | URL |  【編集】

souuさんへ

こんにちは。

ご存じのネタでしたね。
文枝さんは大和郡山城ホールによく来てくださるのに、一度も聞きに行ったことがありません。
生でお聞きしたいですね。
星田直彦 |  2013.10.22(火) 17:19 | URL |  【編集】

なかなかどうして現実です

 文枝師匠の落語は聞いたことがないですが、あとは、風呂桶にお水を張るために蛇口を複数使う流水算ですかね? 毎分何リッターの蛇口だけでは全然溜まらないので、あとで何リッターの蛇口からも水を足すようにした……ひとつの風呂桶に注ぐための蛇口が複数ってどんなうちやねん!? という突っ込みが聞かれますが、旦那様のうちでは太陽熱温水器から持ってくる蛇口とボイラーでわかしたお湯が出る蛇口があって、その日の天候により加減していたのであながち机上の空論とも言えないんですよこの計算。
 それから、別々にお家を出た人々が、同じ目的地に違う速度で歩いて時間差でたどり着く旅人算。これも、おじいちゃんちにいくために気が急いて早く出ようとする子ども達と、まだまだゆっくりしていたい旦那様、先に行くよーとわたし達がうちを出て、途中で転んで泣いちゃって手当てしたりなだめたりして時間くってたわたし達が着いた頃には足の早い旦那様が別ルートからもう着いてビールの栓をあけてたりすることがあって、これもじっさいに経験済みです。
 おかあさんはすかさず紙と鉛筆を出して式を立てて嫌がられましたが、なかなか小学校の算数は現実に即しています。
まいね |  2013.10.22(火) 13:59 | URL |  【編集】

全部鶴だとして考えた

全部鶴なら、脚は32本
亀が1匹増えるごとに2本ずつ増える。
44-32=12
12÷2=6・・・・亀
16-6=10・・・鶴

あと2つは、植木算と何かかな?○○算って他に思いつきません。

アンギラス |  2013.10.22(火) 09:02 | URL |  【編集】

おはようございます

文枝ファンは朝からパッチリ目覚めました。
城ホールでの独演会だけでも可なりの数の落語を聴いたのに
忘れているものが多いです。これは「お父さんの実力はわかり
ましたから」というサゲがあるものでしたね。
方程式は学校へ置いて来た私は この方法で解くしかありません。
souu |  2013.10.22(火) 05:53 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://tadahikostar.blog21.fc2.com/tb.php/1351-9e09c607

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |