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2013.04.18 (Thu)

フェルマーの最終定理



 やっと読めた本。

 フェルマーの最終定理(Fermat's Last Theorem)というのは……、

   3以上の自然数 n について、

       
   となる 0 でない自然数 (x,y,z) の組み合わせは存在しない。

――というものである。

 n=2 の場合は、中学3年生で学習する三平方の定理(ピタゴラスの定理)と同じ式になって、この式をみたす自然数の組み合わせは存在する。
 いちばん簡単な例が、(3,4,5)である。

 ところが、nが3以上になると、とたんに見つからなくなる。
 どうやら見つからないようだ。

 17世紀フランスの数学者ピエール・ド・フェルマー(1601~1665)は、このことを証明できると書き残したのだが、その証明が残っていない。


    『 フェルマーの最終定理 』
    サイモン シン (著), 青木 薫 (翻訳)

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 17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。
「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」
 以後、あまりにも有名になったこの数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」への挑戦が始まったが――。
 天才数学者ワイルズの完全証明に至る波乱のドラマを軸に、3世紀に及ぶ数学者たちの苦闘を描く、感動の数学ノンフィクション。
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 この定理を証明しようと、多くの数学者が挑戦を重ねたが、ず~~~~~~~~~~~っと、できなかった。
 もう証明なんてできないのではと思われていた。

 しかし、アンドリュー・ワイルズがそれをやってのけた。
 証明を発表したのが、1994年10月。
 それが正しいと認められたのが、1995年2月。

 フェルマーの最終定理の証明なんて難しすぎて、私には読めるはずもないのだが、この本はその証明までの流れを、感動的に描いている。

 むずかしい数学が分からなくても大丈夫。
 とはいっても、わからないところは、「数学ってそういうもんなんだよ」と煙に巻くような本ではない。

 基本を説明してくれいて、そういう方法を使っているのだということは分かるようになっている。
 ワイルズが、この証明にどのように立ち向かったが分かる。
 まるで映画のようだ。

 証明した人もスゴイが、この本を書いた人もスゴイと思う。
 もっと早くに読めばよかった。

 ただ、私にとってこの文庫本は、一気に読むことができず、読破までに2ヶ月もかかってしまった。

 この「世紀の証明」には、谷山豊、志村五郎、岩澤健吉ら、日本人の功績が大きいことも知っておいて欲しいなぁと思う。

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テーマ : 数学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

タグ : 谷山豊 志村五郎 岩澤健吉 アンドリュー・ワイルズ 青木薫 サイモン・シン フェルマー ピタゴラスの定理 三平方の定理

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